今回はこの3冊。
原田マハさん好きですね〜。以前、本をよく読む知り合いが、マハさんのことを言っていてどんなだろうと言う事で、初めて読んだのが『花々』でした。読書家が薦めるので堅いのかなぁと思っていたら、いやいや、女性ならではな柔らかさに、キュレーターとしての芸術の知識、マハさんしか書けない文章がそこにしっかりとあります。
基本、本を買うのは場所とお金さんを取るので、出来るだけ図書館で借りて読む、というスタイルをとっています。買う場合はしっかりと考えてから買うようにしているのですが、この本は衝動買いというか即買いでした(笑)
ページ数も200くらいで少なく、6つの短編集で出来ているからかもしれません。
いろいろ勉強になり、マハさんはオススメです。
哲学、を嗜む程の知識を持ち合わせてる訳でも教養がある訳でも無い人間ですが、たま〜に読みたくなるんですよね。
20歳の時、木田元さんの『反哲学史』を読んで、次に哲学という物に触れるなら、また木田さんにしようと思ってから十数年経ちました。
この頃はもうスカスカの脳で(今もですが笑)あまりに難しく1年くらい読むのにかかりました。しかし、分からないながらも確実に実になるような気がしました。
本書はどちらかと言うとエッセイになっていて木田さんの事が知る事が出来ました。
題名からしてニーチェの翻訳かなと思ってのですが、それはそれで良かった訳で。どうしてかと言うと、木田さんの薦める20冊の中で気になるものがあったからです。メルロ-ポンティの『眼と精神』を機会があれば読んでみたいなと。芸術による哲学という物でしょうか。鑑賞者の立場から従来の美学に対して、あくまで創作者の立場から芸術を見ようとする。そういった考えが今まで無かったのでそそられますね。
酒屋の群像 著 丸本 智也 Paikka books
酒をつくる、売る商いに携わる7人のインタビューで、あぁ、お酒ってやっぱいいなぁと思える本ですね。実は本書は卒業論文で大学生が書いた物です。が、あまりに質が良くいつもお世話になっている酒店さんが自分の所でも置く、という事でわたし自身もこの本と出会えた訳です。
グダグダな私の文章と違いすごいなぁと、ただただ思いました。