プレゼント

今週のお題「手土産」

 

僕が住んでる隣り町で、僕は働きに出掛けている。職場の町に美味しいパン屋さんがある。僕はパンが大好きだ。職場から美味しいパン屋さんは少し遠いので普段そのパン屋さんでは買わない。

たまに職場のおばちゃんが、その美味しいパン屋さんのパンを買って来てくれる。というか僕がパンが好きなのを知って買って来てくれたのがきっかけだった。

僕はとても嬉しかった。

お金を払うよ、と言っても「いいの、いいの、ついでだから。」と言って受け取ってくれない。

ある時、どうしていつもパンを買って来てくれるのか聞いた事があるんだけど、いつも「ついでだから。あっ、でもついでって言ったらなんか申し訳ないわね。」と言ってくれる。

そんなふうにして年に2、3回ほど僕はそのおばちゃんにパンを頂いていた。

いつもお礼がしたいと思いながらそのままになってしまった。

そのおばちゃんは仕事を辞めて今はもういない。

 

僕はお土産についていつも考える。

 

旅先、出張、ちょっとしたお買い物。

そんな時、ふとある人の顔が浮かんだなら、迷わずお土産に買って帰ろう。

「ついでだから」と言って。

 

2023年読書録

ただいまコロナ感染中。

たぶん免疫力が落ちて感染したんだと思う。身体のメンテナンス、大事。

2023年読書で振り返ってみる。

 

1月

蛇にピアス 金原ひとみ

掏摸(すり)    中村文則

アルジャーノンに花束を  ダニエルキース著

2月

ガラスの蜂  エルンスト・ユンガー著

頭は本の読み方で磨かれる  茂木健一郎

ダンス・ダンス・ダンス(上)(下)   村上春樹

3月

Timing Tribute Stories.  小池真理子著 桐野夏生著 江國香織著 綿矢りさ著 柚木麻子著 川上弘美

水の精  フケー著

なぜ宇宙人は地球に来ない? 松尾貴史

4月

もしも月がなかったら ニール・F・カミンズ著

5月

子供へのまなざし(児童精神科医)   佐々木正美著

6月

あなたは誰かの大切な人 原田マハ

七つの怖い扉 阿刀田高著 小池真理子

鈴木光司著 高橋克彦著 乃南マサ著 夢枕撲著 宮部みゆき

52ヘルツのクジラたち 町田そのこ著

白い犬とワルツを  テリー・ケイ著

7月

写楽殺人事件  高橋克彦

砂の器(上)(下)      松本清張

8月

セロ弾きのゴーシュ  宮沢賢治

手長姫 英霊の声  三島由紀夫

9月

鏡の中の鏡   ミヒャエル・エンデ

ティファニーで朝食を  トルーマン・カポーティー著

10月

チーズはどこへ消えた? スペンサージョンソン著

ソーシャルジャスティス  内田舞著

11月

文鳥夢十夜  夏目漱石

毛皮を着たビィーナス ザッハマゾッホ

12月

本を読む本   how to read a book  M•J•アドラー

 

今年は26冊

読んで良かったなと思った本ベスト5

子供へのまなざし

もしも月がなかったら

手長姫 英霊の声

鏡の中の鏡

本を読む本

 

子供へのまなざし この本のおかげで子供への接し方子育てが楽しくて楽しくてたまらなくなりました。ほんとに読んで良かったです。

三島由紀夫の本も読んでみたくて読んでみた。

人の心理的な観察力がとんでもなく優れているなと思った。また別の本を読んでみよう。

本を読む本 文字通り本の読み方の指南書という感じです。なんだか勉強になった。この本を読んだからか今年はもっと学びのある読書にしたいなと思った。もちろん小説も或いは息抜きに漫画も読むつもりだけど。

地元の名物

今週のお題「納豆」

テーマが納豆、まず思い浮かんだのが、僕の地元では納豆が名物だという事。

だからというわけでは無いけれども、僕は納豆が大好きだ。

地元では新年に納豆餅を食べる風習がある。

納豆を餅で包むタイプと餅に練り込むタイプがあるけど、子供の頃は練り込むタイプが好きだった。

最近では、一年中納豆餅が販売されている。

たまに田舎に帰るとたまに買って食べる。包み込むタイプしかないのが残念だけど、これも美味しい。

たまに買って帰るのは、家族で納豆餅を食べるのは僕1人だから。

 

小学生の給食に納豆汁があったのを思い出した。味噌汁にひきわり納豆が入ったやつだ。

僕は好んで食べてたけど、何人かは食べれない子もいた。なかには吐き出す子もいた。

今思うとかわいそうだと思う。

 

納豆。

 

あと僕の記憶にあるのは、父親が納豆を自分で作っていた事。

なにやら炬燵の中に入れて発酵させていたのを記憶している。

 

日々、何気なく食べている納豆。

こうして思い出してみるとなかなか興味深くなってきた。父親みたいに納豆を作りたいと思わないけれども、暇を見つけては納豆の勉強をしてみようと思う。

砲台

子供が4歳になる手前、自転車に乗れるようになった。補助輪なしで不安定ながら30秒くらい走ってる。その表情は真剣そのもの。一生懸命というのはこの事を言うのだと僕は思う。

日に日にコツを掴んで、4歳になってからは、3キロくらいノンストップで自転車に乗って走ってる。

息子の自転車コースは、海の浜まで走る事。

僕のジョギングコースだ。

息子が自転車で走り、僕がその隣りをジョギングする。

息子の自転車で走る表情はこれ以上にないくらいキラキラしている。自転車に乗るのが好きなのだ。

僕のジョギングコースは浜まできたらUターンして帰るけど、息子はまだまだ先へ行くと言わんばかりにドンドン進む。

僕はこの土地に住んで10年以上経つけど、この砲台を見るのは初めてだった。

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僕は息子に感謝した。ありがとう。

まだまだ知らない事が多いと思うけれど、息子といっしょに探していきたいと思う。

ドイツ・ミュンヘン

今週のお題「行きたい国・行った国」

 

僕はこれまでに1回だけ、海外に行った事がある。25歳か26歳の時、1人でドイツミュンヘンに行った。

僕はドイツが好きなのだ。ドイツビールにドイツ文学、ウィンナーも美味しい。

今、村上春樹の「ダンス、ダンス、ダンス」を読んでいる途中。その次に、フケーの「水の精」を読もうと思ってる。

ホテルの精の次は水の精。悪くない。

 

海外旅行に行くために、僕は半年間、英会話で英語を勉強した。今思うと、ぞっとする。

半年で英語がそこまで喋れるかといえば、そんな事は無い。いや、喋れる人はいるだろう。でも僕は簡単な自己紹介くらいしか英語が喋れない。若さもあってか、行きたいと思えば勢いで後先考えずに行った。英語の勉強してる時に、どうしてドイツ語を勉強しないの?と言われた事がある。それは僕にとってあまりに盲点だった。そしてその質問を自分自身に問いかけてみた。どうしてドイツ語を勉強しないんだろう。と。でも結局、答えは出なかった。だから、その質問に答える事ができなかった。

実はこの事が今も胸に引っかかっていて、いつかドイツ語を勉強したいという目標がある。

 

当時付き合っていた女の子に旅行の準備など手伝ってくれて(この子はいろいろ海外旅行に行っている)スーツケースを貸してくれたりもした。

 

ホテルと飛行機のチケットとミュンヘンの空港からホテルまでのタクシーを旅行会社に手続きしてもらって、僕はドイツミュンヘンに向かった。

初めての海外と初めての飛行機。僕はほんとにドキドキした。

飛行機の中に人は混んではいなかった。シーズンオフなのだろう。

飛行機の中で映画を2本観た。そして外を眺め、ハイネケンを飲んだ。

オランダ空港で乗り換え、ミュンヘンへと向かう。オランダ空港で時間があるので、喫茶店でコーヒーを飲んだ。

コーヒーを注文すると、他には?と聞かれた。日本でいう「ご注意は以上でよろしいでしょうか。」だろう。

とてもキレイな英語だった。一言一句キレイに僕の耳に入ってきた。肌の色が黒く、顔が小さくて、スラっとしている。身長は僕と一緒くらい。(僕の身長は173センチ)そして目が綺麗な女の子だった。

まだ時間はあるけど、搭乗席で待っている。

僕は怖いのだ。もし乗り遅れたらどうしようと。

次に乗る飛行機はとても小さかった。

そういえば、税関を通る時、どこ行くの?と聞かれたので、ミュンヘンと答えた。ん?と、とても深く眉間に皺をよせた。僕の発音が悪いのだろうと思い、もう一度言ってみた。でもダメだった。首を振り違うという素振りをして、ミュンヘンではなくてミュンチと言うんだ。と言った。そういう経験はとても勉強になる。とても小さな事だけど。僕はその人にありがとうと言い握手した。

 

ミュンヘンに着き空港に出ると、あっさり出られた。いろいろな所を通り手続きなどすると思ってたからだ。

そして僕の名前が書かれたボード持ってる人がいた。その人の所へ行きタクシーに乗りホテルに向かった。タクシーはアウディだった。

窓から見る風景は完璧にヨーロッパだった。

タクシーの中で僕は彼女の言いつけを思い出してみた。

ホテルの中でも大事な物はスーツケースにしまう事。

チップ制だからホテルでも小銭を置いておく事。

パスポートは常に首にさげる事。

知らないおじさんについて行かない事(これは冗談)

 

ホテルに着き運転手と握手をした。ホテルに入りチェックインをして休んだ。思っているより疲れていたと思う。ここまでどれだけ時間がかかっただろう。携帯の電源はずっと切ったままにした。代わりにウォークマンを持っていた。

これで日本時間がわかる。

比較的安いホテルを選んだけど、ホテルの中のイメージはシックでとても良かった。部屋の中もとてもおしゃれだった。シャワーを浴びてシャンプーを使った。とてもとてもいい香りがした。

 

ドイツに着いて感じた事。

ホテルの朝食のウィンナーでもべらぼうに美味しい事。

真面目な人が多い事。

どこのビールも美味しい事。

どこのトイレも混んでる事。

塩っ辛くてめちゃくちゃ硬くて大きいパンがある事。(ラウンドガールさながら、パンを掲げて歩いてる人がいる)

空気が澄んで、気持ちがいい事。(5日間雨が降らなかった)

歯ブラシのブラシの部分だけがバカに大きい事。

 

 

僕は先ず、ホフブロイハウスのビアホールに足を運んだ。日本にいる時から好きだった。

ここはあまりに有名で観光地にもなっている。ヒトラーが会議した場所でもあるらしい。

ミュンヘン名物ホワイトブルスト(白いソーセージ)を食べ、4種類くらいのビールを飲んだ。どれもこれも美味しい。

店の中は賑やかだった。楽器を演奏している人たちもいた。ウェイターが持ってきたビールジョッキのとって部分はとても熱かった。忙しくて体が熱いのだろう。でもそれが僕には美味しさを引き立てた。

 

あと印象に残ってるのは、終戦後から建物が残ってるビアホール。名前は忘れた。こじんまりとした薄暗くて静かなお店だった。僕の他に2人のおじさんがいた。写真を撮っていいか尋ねて写真を撮った。

ここのオススメはかなりの強火で焼いたウィンナーだ。

どちらかというと、店の雰囲気でいえばここの店が一番好きだった。

 

それから日本でいう百貨店みたいな大きなデパートに行った。テディベアやBMWとかベンツの模型のおもちゃなど観てまわった。テディベアを彼女のお土産にしようと思った。

最上階でフードコートがあった。

とりあえず近くの椅子に座って観察した。

どこにレジがあって、どう買い物をしているかを観察した。そして人の流れを理解すると僕は歩き出し、買い物した。

僕はドイツに観光しに来たというより、観察しに来たと言った方が正解かも知れない。

観察し理解し動く。この連続だと思う。

観察し理解し動く。

 

ローゼンタールという陶磁器のお店にも行った。ここには日本女性が1人働いている。40か50歳くらいの人だ。この女性に少なからず救われた。今はどうしてるだろう。ここでプレートを二枚買った。

 

街のルールにも慣れてきたら電車に乗ろうと思った。看板を見てここからどこまでが幾らか分からなかった。仕方がないのですぐ近くに女の人が座っていたので、勇気を出して声を掛けて見た。大学生くらいだろうか、彼女はびっくりして、イヤホンを抜いて僕を見た。ここに行くのに幾らかかるか聞いてみた。彼女は無料だと答えた。僕はとても喜んで電車に乗り込んだ。

 

幾つか伝統のある建物に行った。ひとつ京都御所のような庭の所があった。僕はベンチに座って空を見上げた。空は日本で見る空と全く同じに見えた。

あと小さな教会にも入った。教会に入るのは初めてだった。とても静かでお香が焚いてあった。僕は椅子に座った。

観察し理解し動かない。

30分くらい座ってそれから教会を出た。

 

そして僕は帰路についた。帰る日が1番ドキドキした。まずホテルのチェックアウト。トラブルが嫌だったので、冷蔵庫もテレビも使わなかった。そして何より帰りの電車。駅に着いて、さて、と僕はタッチパネルの操作盤と30分くらい睨めっこした。まず英語訳にするにはどこを押せばいいのか。すべてドイツ語なのだ。

どうしてドイツ語を勉強しなかったの?

僕の頭でこだました。

なんとか切符を買い、それから間違えないよう電車に乗った。ドイツの車窓からは、僕を陰鬱な気持ちにさせた。のどかな畑、誰かの帰りを待っている家々。

空港に着き、ビールを買おうと思った。

唯一空港でビールを造ってるスカイビアーという名前だったと思う。

でも誰に聞いてもわからないと言う。仕方がないので諦めて帰国の準備をして搭乗席に向かった。

 

帰りの飛行機はずっと寝ていた気がする。たまに目が覚めると僕に毛布をかぶせてくれていた。ありがとう。そしてまた眠った。

 

日本に着陸して、飛行機の中、ひょっとしたら彼女が迎えに来てくれているかも知れない。来てくれたら嬉しいと思った。いろいろ検査して荷物を受け取り外に出た。でも彼女はいなかった。まあそうだよなと思い、自分の部屋に帰った。スーツケースを返さないといけないのとお土産を渡したいから電話した。

スーツケースは郵送して欲しいと言った。

ん?車で行くよと言ったけど郵送して欲しいと言った。

何か様子がおかしいと思いながら、スーツケースを梱包して郵送した。

そして彼女に会い、テディベアのお土産を渡した。ありがとうと気まずそうに受け取った。

そして別れようと言われ、僕たちは別れた。

 

僕の海外旅行は元彼女との関係は切っても切れない思い出です。

ドイツ旅行の思い出を走り書きで綴っていたら、元彼女の思い出も浮かんできました。

これはこれで良い体験だと思い、今週のお題はとても僕にとってとても意味のあるブログでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年読書録

今年もあと1日。

僕は昨日が仕事納めでした。

なかなか新年を迎える準備ができていない状況。今日、頑張ります。

 

2022年読書で今年を振り返ってみる。

 

1月-はてしない物語  ミヒャエル・エンデ

2月-グレート・ギャッツビー  スコット・フィッツジェラルド

-The Midnight Library   マット・ヘイグ著

3月-黒いマナー  酒井順子

4月-ジムボタンの機関車大旅行  ミヒャエル・エンデ

-呼吸ですべてを整える  斎藤 考著

-銀河鉄道の父  門井 慶喜

5月-人生の朝の中に  羽仁もと子

6月-武士道  新渡戸稲造

-才能と信念の磨き方  里中李生著

7月-そして誰もいなくなった  アガサクリスティー

-銀河鉄道の彼方に  高橋源一郎

8月-山椒大夫、高瀬船  森鴎外

9月-青春デンデケデケデケ  芦原すなお

-江戸川乱歩傑作選  江戸川乱歩

10月-三千円の使い方  原田ひ香著

11月-むらさきのスカートの女  今村夏子著

-残像に口紅を  筒井康隆

-5と4分の3時間目の授業  高橋源一郎著 

12月ライオンのおやつ  小川糸著

 

以上が今年読んだ本です。

ちょうど20冊ですね。育児と仕事とでだいたい月に2冊読めたら良いかなと思っています。

僕が意識していたのは、かたよった作家さんばかり見ない事なので、今年はいろんな作家さんの本が読めてよかったと思ってます。

あと、これは毎年思っている事なんですが、1年の始まりと終わりはどんな本を読むか少し意識してます。とはいえ今年でいえば、はてしない物語は初めて読む本ですが、特別な出会いがあるかなという意識です。

 

今年は、はてしない物語で始まり、ライオンのおやつで終わりました。

望んだことは身の破滅であり、憎んだものが救いだったのだ。とミヒャエルエンデは表現している。

深呼吸をする時、憎しみや悲しみを吸い込み感謝の気持ちで吐き出す。と小川糸さんは表現している。

なんだか、ああ〜と思うしかない。

日記

今週のお題「日記の書き方」

 

このテーマは僕が本当にみんなから教わりたいテーマです。

いろいろな方法とか、書く時間帯だとか、云えば無限とも言えると思います。

思えば仕事の時でも、メモの取り方で仕事仲間と、こうすれば見やすいんじゃない?とか、この方がよりシンプルになるかなぁ?これ、面白くない?とかとか、言っていた事を思い出す。

 

さて、僕の日記の書き方は、五行日記です。

 

神経内科医の長谷川嘉哉氏が考案した、脳の働きを回復させるノート術で書き方は簡単。

 

・天気

・服装

・食べたもの

・何をしたか

・1日過ごした感想

 

これを一行書いていく。

 

一行なので、書く重みがなく、手帳を開いてサラッと書けるような気がします。

続けて書いていると、明らかに寝つきが良くなりました。布団に入って10秒くらいで寝てしまっている事もしょっちゅうあり、身体と頭がスッキリしてるのがわかります。

あと、振り返るって大事だなと思いました。

僕はもともと、思いに耽るタイプでこういった日記の書き方が合ってるのかもしれません。